OSHO ディスコース(講話)

奇跡の探求〈1〉覚醒の炎―初期瞑想キャンプの講話より 1970年5月2日〜5月5日ナルゴール

もし、毎日二十四時間のうち一時間をこの瞑想に捧げるなら、ひとつの扉があなたの生へと向けて開くだろう。
まるまる一時間部屋を閉め切って、その間は中で何が起ころう時にしないように、と家族に告げなさい。
そうして服を脱ぎ、真っ裸になり、たってこの瞑想をしなさい。万一倒れても怪我をしないように、床にはマットレスを敷いておくように。
立ってこの瞑想をしなさい。だがその前に家族の人に、部屋の中ではいろんなことが起こるかもしれない。──けれでも邪魔しないようにと言っておきなさい。
そして、次のキャンプで再会するまで、毎日まる一時間その実験を続けておくように。
もし、ここでキャンプに参加した友人が各自の場所でこれを続けるのなら、その人たちのために別のキャンプを始めるつもりだ、おそらく、そこで相当な進歩が見られるだろう。

多大な可能性がある。
その可能性は、実に無限大だ。
しかしあなたたちには、いくらかの努力が必要だろう・・・・・・・・・もしあなたが一歩でも進めば、神はあなたの方に百歩進んで来てくれるだろう。
神は常に、あなたの元へと向かおうと準備をしている。だが、あなたが一歩も進まなければ、あなたを助ける道はない。だからこの瞑想を家に持ち帰り、規則的に一生懸命にやり続けなさい。

いろいろな理由からあなたが瞑想できないことは知っている。
あなたの子供たちが「お父さんどうしたんだろう?いぜんはこうじゃなかったのに。いつも厳粛で真面目だったのに、今は踊ったり、跳んだり、叫んだりしている。僕たちが家で騒ぐといつも必ず叱ったのに、何がどうなっちゃったんだろう?」
子供たちは、きっとあなたのことを笑うだろう。あなたは今まで、彼らを抑制しようとしてきたことを謝るべきだ。
自分の過ちをはっきりと認めて、謝罪すべきだ。そして言いなさい。子供たちの踊り、歌うという自然な性質が死なないように、自由に遊び踊りなさい、と。それは将来とてもためになるだろう。私たちはあまりに早くから、子供たちを無理やり年寄りにしてしまう。
だから自分の家族に、一時間部屋の中であなたが何をしているだろうと氣にしたり詮索したりしないように、
そしてこのことで、あなたと議論しないように言っておきなさい。一度それをはっきりさせておけば、もうその後はまったく問題はなくなるだろう。
二、三日もすればやっていることに慣れて、放っておいてくれるだろう。

そのうち、瞑想があなただけではなく家族全体にも効果があることが分かるだろう。
できれば瞑想用に別個の部屋をとり、瞑想専用に使うことだ。その部屋は、他のいかなる目的にも使ってはならない。小さな部屋でも良いが、鍵をかけておきなさい。もし家族の中にあなたと一緒にやりたい者がいたら、一緒に瞑想はするが、他のことは一切しないという条件で許可しなさい。
一つの部屋がとれないというならそれでもかまわないが、瞑想用に隔離された部屋には利点がたくさんある。
もしそこが瞑想専用に使われたら、そこには瞑想的なエネルギーが蓄えられ、やがてその部屋に入った時に、
そこが普通の空間ではないことに氣づくようになるだろう。

私たちは、周囲全体に絶えずエネルギーを放射し、周囲全体に自分のメンタルエネルギーという放射線を発している。そして周囲の空間は、部屋の中であってもこのエネルギーを吸収する。
いくつかの場所が、何千年にも渡って神聖なままであるのはこのためだ。
もしマハヴィーラや仏陀、クリシュナのような人がある場所に座れば、
そこに並外れた波動、この世のものとは思えない衝撃力を帯びる、それは何千もの間続く。
そういった場所からは、別の世界、霊的な世界へと入ることが遥かに簡単になる。
裕福な人はみな──私には裕福な人と判断するひとつの基準があるが、それは自分の家の中に寺院が在るということだ、それがなければその人は貧乏人だ──自分の家に一箇所寺院を持つべきだ。
少なくともどの家にもひとつの部屋は確保し、寺院として、もうひとつの世界への扉として使うべきだ。
その部屋を、その他の目的には一切使ってはならない。静かに入って瞑想のためだけに使いなさい。
家族の者も、少しずつ瞑想に興味を持ち始めるだろう、
なぜなら、瞑想があなたにもたらす変化が現れ始めるからだ。

今しがたここにいた、自己の変化を、とても意味深い変化をとげた数名のもののもとへ、
人々が集まって来ていた。人々は尋ねていた、「あなたに何が起こったのですか?」
今度は数名の者たちが私に、詮索好きな人たちにどう答えたらいいのかを尋ねに来た。
同じように、あなたの子供たち、両親などがあなたに質問するだろう、彼らは瞑想に、非常に興味をもつようになるだろう。
もしあなたが、サダーナをかなり長くたゆまず続けたなら、もっとも偉大なことがあなたの生に起こる日──
その日のためには無数の生を通り抜けなくてはならず、無数の生の間、見逃すこともあるというその日──
も遠くはない。

来るべき数年間は、人類の歴史上とても重要なものとなるだろう。
今や一握りの人間では、スピリチュアルなことにおいてまったくたちうちできないだろう。
強烈な精神性が生まれないかぎり、強烈で、しかも大量のスピリチュアルな動きが地球を一掃し、
多数の人々にその影響を及ぼさないかぎり、世界を物質主義という泥沼から救い出すことはできないだろう。
来るべき五十年間は、運命的で決定的なものとなるだろう。
宗教が生き残るか、まったくの反宗教、宗教に反するもののすべてが生き残るかのどちらかだ。
また、この五十年は仏陀、マハヴィーラ、クリシュナ、イエス、モハメッド、ラーマといった者たちに審判を下すだろう。
これらの偉人たちはみな天秤の一方に乗り、反対側には狂った政治家たちや物質主義者たち、その他の無知なる者たちといった、
自分自身ばかりか他人までを惑わすことに躍起となっている人たちが、乗ることになるだろう。
こうした者たちの数は莫大だ。
それに対して、罪状認否を求められる一方の側に回るのは、
ほんの一握りの人々だ。
そして五十年という期間のうちに、決定は下されるだろう。

大昔から続いてきたこの闘いが、決定的瞬間を迎えている。
しかし目下のところ状況を見てみるに、あまり希望はない。だが私は落胆はしない。
なぜならすぐにでも、何百万という人々の精神生活を変革する、単純で自然でしかも簡単な方法が見出される可能性があるように、私には思えるからだ。

今の時期には、少数の個々人では何の役にも立てない。
昔はひとりの者が光明を得れば、充分だった。
今はそうはいかない。世界中に生じている人口の大爆発のことを考えると、
わずかな個々人では何ひとつできない。
今、何か現実となることをなし得るとしたら、それはその莫大な人口と釣り合う何十万人という人々に働きかけて、
彼らを精神主義に巻き込む場合だけだ。
そして私の見るところ、それは可能だ。
もし少数の者が核になって、ワークを始めたら、インドはこの決定的な闘いにおいて重要な役割を演ずることになるだろう。この国が、今までどんなに貧しくて不幸だったとしても、どんなに落ちぶれて隷属的だったとしても、どんなに惑わされて、判断を誤ってきたとしても、それでもこの土地のには、かけがえのない何かがしっかりと残っている。
何世紀にも渡って、素晴らしい人々がこの大地を踏みしめてくれたおかげで、
彼らの光、彼らの芳香、彼らの切望が空気の中にその波動となって残り、この草の葉一枚一枚にその痕跡が残ってきた。むろん人間は堕落した。しかしこの大地のほこりは、まだそこを歩いた仏陀の足を覚えている。
この国の人間は堕落した、しかし樹木はまだ、かつてマハヴィーラがその木陰で立っていた記憶を大切にしまっている。人間は本当に堕落した。しかし、この国を囲む海はまだ、その昔耳にしたあのかけがえのない声を覚えている。
人は確かに道に迷ってしまった。しかし、この国のそれはまだ希望に満ちている。
あらゆるものがここにはある。
ただ人間だけが、わが家へと帰らなくてはならない。

最近、私は絶えず祈っていた。
何百万という人々の生に、集合的な爆発が起こるようにという願いを込めて、
そしてあなたたちは、この試みの大きな助けになれる。自己の生におけるそれほどの爆発は、
あなただけではなく、人類全体にとっても途方も無い価値がある。
あなたが自分自身の光を灯すだけではなく、その光が、明かりが消えてしまっている他の者たちの光を灯すのも助けられますようにという願いと祈りとともに、
私はあなたたちに別れを告げよう。
穏やかに、そして熱烈な愛をもって私の話を聞いてくれて感謝している。
あなた達ひとりひとりの内側に座っている神に、頭を垂れよう。
どうか私の礼を受け入れて欲しい。

和尚「奇跡の探求〈1〉覚醒の炎―和尚初期瞑想キャンプの講話」より引用

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