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色の不思議

Posted by SATOYuya on
色の不思議

密教では、幽眼に映じる色から、その人の念の性質が判断できると教えています。

赤、黄、緑、青、藍、紫から成る光のスペクトルが、原物質の振動数の違いから来るように、心が振動して念を生み出すときにも、目に見えない色が出ています。主な感情とその色はこうなります。

▶身体機能に現れる念の色は、無色透明か、澄んだ水の色に似ています。

▶生命エネルギーに現れる念の色は、熱い炉や熱した地面から立ち昇る熱気に似ています。
これは身体から立ち昇る時の色であり、体内では淡いピンク色をしています。

▶黒は嫌悪や悪意、明るい灰色は利己主義、暗い灰色は恐怖を表します。

▶暗い緑は嫉妬、虚偽、策謀等の低劣な感情、明るい緑は氣転、丁寧、外交などの繊細な感情を表します。

▶暗い赤は肉欲や動物的欲望、鮮烈な赤は怒り、紅色は「愛」を表します。

▶茶は強欲や貪欲、オレンジは自尊心と大志、各種の黄色は知力を表します。

▶青は、迷信の暗い青から、最高の宗教心を表わす澄んだすみれ色まで、広い範囲の宗教心を表します。
「霊性」は独特の光沢を持つライトブルーに現れます。

 

下記 P54「引き寄せの法則 オーラ編」から

[赤]

赤は肉体面での精神或いは肉体生活に関わる精神活動を表します。
赤は体の活力から出てくる色で、感情、怒り、体の欲求等から、色の明暗が生じます。
各種色合いの意味については後述します。

[青]
青は宗教的、霊的な面の精神、崇高な理想、博愛、宗教心、礼拝にかかわる精神活動を表します。
宗教性の高い低いに応じて、色の強弱や明暗も変化します。これについても後ほど説明します。

[黄]
黄は精神の知性面、理性、分析、判断、論理、帰納、演繹、統合などに関わる精神活動を表します。
知的活動の高い低いに応じて、色調と明暗が生じます。

[白]
白は密教とのいう「純霊」を表します。それは「霊性」のような宗教的な感情とはまったく異質な「存在の本質」というべきものです。「純霊」は存在のポジティブな極です。アストラルカラーで白が果たす役割についても後述します。

[黒]
黒は存在のネガティブな極を表します。それは「純霊」の否定そのもので、あらゆる方法でこれに対抗します。
アストラルカラーで黒が果たす役割についても後述します。

 

下記P80

[赤のグループ]
赤系のアストラルカラーには、心臓から送り出されるきれいな動脈血のような、澄んだ明るい赤がはっきり認められます。この色合は純粋で汚れのない健康、生命力、活力、元気等を示します。健康な子供はこの色合を強く示します。

友情、友愛、体操、健全なスポーツ精神のような、強く純粋な感情は、きれいな明るい赤に表れます。
この氣持ちが利己主義や低い動機等に染まると、色合いは暗く淀んできます。低俗な仲間、不健全なスポーツ、賭博等を愛する心は、不快を催す淀んだ赤色を呈します。

深紅色にかなり近い赤は愛のアストラルカラーですが、感情の性質に応じて、色合いもかなり変化します。
愛する人の幸せを願う高尚な愛は美しいバラ色を呈します。これはアストラルカラーの中でもっとも気持ちのよい色です。しかし、色のスケールが落ちると暗く濁り始め、肉欲を求める不潔な粗い感情にまで低下します。
それは不快を催すどす黒い深紅色です。

特に興味深いのが怒りを表す赤の色合いです。いわゆる「義憤」が生じる鮮烈な緋色から、激怒と抑制できない激情を示す暗く淀んだ赤い閃光まで、色々な形をとります。怒りの赤は閃光や大きく突き出す炎となって現れるのが普通で、悪意のこもった憎しみであれば背景が黒くなり、嫉妬から生じる怒りであれば背景が汚れた緑色になるのが普通です。貪欲は赤黒い色と汚い緑とのかなり醜い組み合わせです。

このようなアストラルカラーが見えれば、不愉快な氣持ちに襲われて、なんとか治したいと思うようになるはずです。少なくとも、オーラの見える人は「よく病気にならないものだ。」と思うほど不快になります。
実際、この種のオーラが病を結果することが多いのです。

[黄のグループ]
黄系のアストラルカラーにも、赤と同じほど多くのバリエーションが有ります。
黄は「知性」を示し、その明暗や透明度もいろいろです。

黄系で特に興味深いのがオレンジ色で、知的野心、意志による実現など、各種の「知的プライド」を表します。
赤みが強いほど、肉体的、動物的性質との関係が強まります。プライドと権力志向は赤を増やし、知的達成を愛する氣持ちは赤を減じます。

純粋に知的表現を求める氣持ちは、美しく澄んだ黄金色を呈します。優れた教師はこの色を強く示すことが多く、弟子は師の頭の周囲に金色の「ハロー」を垣間見ることが度々あります。
偉大な霊覚者にはきれいな青に縁取られた黄金色の後光がはっきり認められます。

しかし、このような豊かな金色を帯びる知性は比較的稀であり、大抵の人は病的な黄色しか出していません。
真の知性はあちらこちらに散らばる金色の点のように見えます。それは弱々しいマッチの火がほとんどの中で、所々に灯るロウソクの炎のようなものです。

[緑のグループ]
緑は青と黄の結合と白と黒の明暗が作り出す興味深いグループです。
霊的な青と知的な黄から特定の緑が生じる事実を説明するのは、有能な密教徒にとっても難しいものです。

緑はアストラルカラー全体の中でも最も解釈の難しい色の一つで、最高の密教とにしかその理由は説明できません。分析好きな人のために役立つヒントを述べれば、緑がアストラルカラーの中央にあり、両極端のバランスを取るとともに両方の影響を驚くほど受けていることに謎を解く手がかりがあります。

穏やかな緑色は自然や戸外の生活、旅を愛する氣持ちを、やや色合いを変えて、家族への愛を示します。
綺麗に澄んだ明るい緑色は、同情、博愛、慈善などを表します。
他人の意見に対する寛容さを示す色合いもあります。

色が暗くなると、やり手、外交、人を操る力を示し、さらに下降すれば、不真面目、変節、不実などが入ってきます。ブリキ色がかった汚い緑は虚偽を示しますが、残念ながらこれは一般人にごく普通に見られる色です。
ドロドロした醜い緑は嫉妬を表します。

[青のグループ]
青は各種の宗教的感情、「霊性」等を表します。最高の霊的、宗教的な感覚と思想は綺麗に澄んだ濃いすみれ色を呈します。低俗で粗い宗教的感情と思想は、暗く濁った色合いになり、最後に黒っぽい藍色になります。
それはあまりに暗いため、濃紺と区別するのが難しいほどです。濃紺は宗教の名に値しない迷信深い宗教心を表します。宗教には低い場所も高い場所もあり、その庭は珍しい花を咲かせもすれば、性質の悪い雑草をもはびこらせることを記憶しましょう。

高尚な霊的感覚、まことの霊性開眼は、驚くほど澄んだ明るい青で、それは日没直前の澄み切った秋の空にも似ています。自然界にこの色が迫ってくるときのような崇高な氣持ちに襲われます。

高尚な倫理観は美しい青に表れます。それは常に心を打たれる澄んだ色合いです。恐怖に支配される宗教心は灰青色に示されます。紫は儀式や形を愛する心、特に荘厳な典礼や貴族的な生活に関わる色です。
紫がロイヤルカラーに選ばれた理由はそこにあります。

[茶のグループ]
茶系のアストラルカラーは獲得と蓄積への欲求を表し、産業の蓄積を示す澄んだ茶色から、ケチ、貪欲、強欲を示す濁った茶に至るまで広い範囲にわたります。

[灰色のグループ]
灰色の仲間は消極的(否定的)な思想や感情を表します。
灰色は不安、憂鬱、落胆、消極性を表す色で、好ましくない不快なグループです。

[黒]
黒いアストラルカラーは、一般に、憎しみ、悪意、復讐、「魔性」を表します。明るい色を曇らせてその美しさを奪う色です。黒は憎悪の色ですが、憂鬱、陰氣、悲観等も表します。

[白]
白は、前にも見たように、「純霊」のアストラルカラーで、他の色を明るくし、澄ませる作用があります。至高の存在は「大いなる白い光」の姿で最高の達人や大師に現れます。それは相対的な白ではなく、より高い世界に属する絶対的な白であり、物質界と幽界の視覚に入るどんな光も超えています。アストラルカラーに白があれば、高度な霊的達成と成長を示し、オーラ全体に浸透していれば、大師や達人の印です。

 

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